ラミネートフィルム通販

通常、単位はミクロンで表示されます

ラミネートフィルムの厚さは、通常ミクロンで表示されることが多いようです。1ミクロンは1000分の1ミリで、100ミクロンなら0.1ミリ、500ミクロンなら0.5ミリとなります。
いわゆる紙を挟んで加工するラミネートフィルムの厚さには30ミクロン〜350ミクロンがあります。
最も用途が多いのが100ミクロンで、掲示物などはほぼ100ミクロンと考えてもいいようです。
ラミネートフィルムは2枚のフィルムで紙を挟みます。フィルムの厚さを表す場合は、1枚分の厚さのことで、2枚合計した厚みではありません。

厚さのラインナップ

ラミネートフィルムの厚さのラインナップをまとめておきます。
(代表的なもののみ。あくまで一般的な内容です)

 

○32ミクロン:大判ラミネート向け
○75ミクロン:やや薄め。100ミクロンの廉価版として使用される。コシが弱い。
○80ミクロン:75ミクロンと同様
○100ミクロン:もっとも使用量が多い。通常ラミネートフィルムと言えば100ミクロンを指す。ある程度コシがある。ほとんどのラミネーターで加工が可能。
○150ミクロン:ややコシがある。100ミクロンより耐久性がある。レストランのメニューなどに使用される。低価格のラミネーターでは加工できない。
○200ミクロン:150ミクロンと250ミクロンの中間。
○250ミクロン:加工すると下敷きのように固くなる。プラスチックのプレートの代わりになる。業務用ラミネーターでないと加工ができない。
○300ミクロン:250と350の間。
○350ミクロン:超特厚のフィルム。プラスチックフィルムの代わりになる。

 

普段使用されているのは100ミクロンフィルムが圧倒的に多いです。このため、ほとんどのラミネーターが100ミクロンに対応しています。次に多いのが150ミクロンで、100ミクロンではちょっとコシが足りないかなという時に使用されます。
もしフィルム選びに迷った場合は、100ミクロンを選択しておけばまず問題ないと思います。

フィルムの厚さとラミネーター

ラミネーターには最大加工厚さという性能指標があります。どれくらいの厚さのフィルムまで加工できるかというものです。
個人向けの低価格機種(多くは2本ローラー)は多くが0.5mm程度、その上のグレード(4本ローラー)は0.6mmから0.8mm程度、業務用の高級機では1.5mm程度までとなっています。
例えば、100ミクロンフィルムの場合、上下2枚合わせると200ミクロン(0.2mm)となります。これに紙を合わせたのがラミネーターに通す際の厚みとなります。
通常のコピー用紙は大体0.1mmですので、厚さの合計は0.3mmとなります。もし、ハガキを加工する場合、厚みが約0.25mm程度なので、合計では0.45mmくらいとなります。150ミクロンでハガキを加工しようとする場合は、(0.15mm×2)+0.25mmとなり、合計で0.55mmとなります。
低価格機種では0.5ミクロンまでの加工が多いため、150ミクロンでハガキを加工しようとするとオーバーしてしまいます。
このようにラミネーターには加工できる厚さの制限があるため、厚いフィルムや厚い紙を加工する際は事前に確認しておくことをおすすめします。S